ネギシー母校に帰る

つっても日帰り単発だから
帰るという表現は適切ではないですね。



行ってきました。
我が母校へ。
本当は火曜日に行くはずが
朝から寝てしまって行けなくて、
水曜日も上に同じで、
今日も寝ちゃっててダメかなぁと思ったら
思いのほか寝坊していなかったので、
やっとこさの出動です。
しかもアポなし。


電話がどうしてもできない私。
私にとって電話は人類史上最大の負の遺産でありまして、
電話を発明したベル博士には心からお怨み申し上げるとともに、
メールを開発した方には心から感謝の辞を述べたいのであります。




まぁ、マナーとしては
かなりいただけない行為でございますが、
こういう子だということは
先生も分かっておられるであろう。


というかこのときにはまだ、
もしかしたら会わずに済むんじゃないかしら
という淡い期待も抱いていたんであります。






さて。
根岸さんの、
調査書求めて三千里の始まり。


長旅です。





学校までの行き方はふたつ。
お値段は1番高くなるけど、
とりあえず分かりやすい方から行きましょか。


電車に乗って


乗り換えて


また電車に乗って


また乗り換えて


またまた電車に乗って



今度はバスだぜベイベー(誰・・・?)




本当にヘンピなところにある学校です。
このバスが長い長い。


途中小学生の集団が乗ってきて。
今どきは小学生もバス通学ですかい
と思いつつ、
今だからバス通学なのかもしれない
とも思ってみたり。
でもねぇ・・・
お胸にそんなでっかい名札つけちゃって。
ふ〜ん、キミははやと君っていうのね。
もちろん苗字も書いてあります。
あ、私は別に何かしようなんて思ってませんよ。
ただ最近の子の名前は凝ってて面白いから
気になっちゃうだけです。
でもそうやって簡単に名前が分かっちゃうなんて。
ひじょ〜にキケンですよ。
バスに乗せてひとりにさせないのもいいですが、
外では名札はつけないっていうのも
立派な防犯っすよね?
私なんて高校生になっても
体育祭とか、名前入りのジャージで外を歩くときは
友達から奪った借りたものを着てましたし。
是非是非検討していただきたい。


それにしてもこの小学生集団が
うるさいのなんのって。
運転手さんのそばで叫んで、
マイクを通してバス中にキンキン声を響かせてみたり、
空いてる席を奪い合ってみたり、
誰が降りるの降りないのって、
いちいち大騒ぎ。
小学生って何気に貪欲ですね。
遠慮を知らないって言う方が近いでしょうが。
電車とかでも、ドアが開いた瞬間
順番無視して我先にと乗り込んできて、
成人はもちろん老人も押しのけて席取合戦っすよ。


・・・注意しないんなら私も同罪ですかね?
まぁそんなこんなで
弱者といえど小学生には冷たい私。


やっとこさ小学生全降車。
バス停にはお迎えの姿が。
お母さんも大変だ。






嵐の去ったバスの中。
どんどんお客さんが降りていって、
気付けば私ひとりだけに。



やばい。



こういうのすごく苦手。
別に何されるわけもないのに、
とにかく恐怖心がむっくむっく。
もしかしたら軽度の強迫神経症なのかもしれません。
というより被害妄想なのかな?




そんなこんなで到着我が母校。
怖かった長かった;



実は来るのは卒業以来じゃないんですが。
それなりに久しぶりです。
でも校内に入るのは卒業以来。
なんか立派な看板とか無駄なものができてたり。
砂利道も舗装されてたりして。



ふと見た3年生の教室はもぬけの殻。
もしかしてまだ半日授業やってんの?!
と我が母校のゆとりっぷりに驚きつつ、
あ、3年生は3学期は
始業式と卒練と卒業式しか
来なくていいんだったと思い出す。
それでも授業料はがっつり取られるんだよね・・・
懐かしいなぁ




そしていざ校舎へ。
事務室で受付。
もちろんいらっしゃいませ〜なんて
寄ってきてはくれません。
チンッって鳴らすやつもないので
自分の声で人を呼び寄せて
めっちゃカミカミで要件を告げ
今日の日付が本気で分からないボケっぷりをみせ
なんとか受付終了。
名札みたいなものを渡され、
「じゃ、先生のとこ行ってください」
とサラッと言われまして。
淡い期待はあっけなく打ち砕かれました。
やっぱ行かなきゃダメなのね。
しかも自分で声かけにゃいかんのかぁ。
仕方ない
痛みには耐えて耐えて耐えなきゃいけないと
偉い人は言っている。



んでスリッパ借りて中に入ると、
ここから先生徒立ち入り禁止の立て札を発見。
こんなの私が女子高生だった頃はなかったぞえ。
そんなに迷い込んでくる物好きがおるんかい?



ちなみに立ち入り禁止のその先にあるものは・・・


職員玄関


校長室



そして


接待部屋




別にうちのガッコが越後屋やってるわけではありません。
本当の名前は多分応接室。
色々あって結構偉い人も来るので、だいぶ豪華。
ここにお金かけてるからか、他の部屋はだいぶ質素。
んでなして私がそんな秘境の情報を握っているかというと、
お掃除当番のときに覗いちゃったんだぬん♡






そんな思いでも振り返りつつ・・・


久しぶりの高校。
ちょっと色々見て回りたくなったけど、
怒られたらやーだからまっすぐ教務室へ向かいます。
スリッパはいつまで経っても履きこなせなくて、

どーしてもパンッっとでっかい音を響かせてしまいます。
嗚呼恥ずかしや恥ずかしや///



教務室到着。
裸眼なんでいきなり入っていっても
AA(担任の先生の通称^^;)を発見できないだろうと思って、
壁に貼ってあった座席表で名前を探すことに。
とりあえず入っていって誰かに聞くっていうのは
私の場合最終手段でございます。
順番でいったら今は3年生の担任かな?



ところが。





ざっと見た感じ




見当たらない。











いっこいっこ名前を読みながら見ていっても




ない。







どういうことかしら。
準担任みたいな感じだった
(広)先生はすぐ見つかったのに。
なんか進路指導主任(?)みたいな肩書きついてるし。
出世したのかな?
おめでたいです。


それよりうちの担任はどこなのよ。
何回も探してやっと発見。
担任外れちってるよ・・・
さ・・・左遷かな?
でも募集担当みたいな謎の肩書きが。
多分“この学校への受験”の担当なんですね。
やっぱりこのコースの担当は向いてなかったのかしら?



ありがたいことに。
AAの席は教務室のドアの小窓から見える位置。







いねー
(意:いないわー)







まぁ突撃人に文句は言えんわな。



こうなったら最終手段に出るしかありません。
とりあえずイン。
そして近くにいた先生に聞く。



「AAはどこでしょう」



もちろん実際はちゃんと丁寧に言ってます。
しかも「お仕事中すみません」とか言っちゃうあたり、
実習の癖が抜けてません。




AAを探してくれる先生。
アポなしと聞いてちょっと呆れ顔。


すんません・・・














「なんか見た顔がいるなぁ」








聞き覚えのあるナイス声。


































(広)先生!!













相変わらずステキですね♡















じゃない。






見つかってしまった。













先生にだけは知られたくなかったのに・・・











思い出が穢れてゆく・・・














その後あっさりAAも発見。

















静かなる教務室内にて


突撃参上を侘び


辞めました


引きこもってました



と恥をさらしていきます。




AAは(看護学校の)先生も冷たいよなぁ
と言っておりましたが、
違うんですよ、
私が自分で辞めるって決めたんですよ。
その辺の誤解、
すっかり多くを語らない人になってしまった私の説明で
ちゃんと解けただろうか。
先生はいい人ばっかりだったのよ、本当に。
今もなお、私の憧れだから。






AAのお仕事ひと段落で
どっか連れ出してくれるのかと思いきや
AAデスクに連れて行かれ、
そこで書類書いたり色々やりまして。
受験計画書とか、そーいやこんなの書いたねぇ
3年前も。
そこでまた私、
予定が分からず恥さらす♪
あるあるではないですね。
でも出願期間に試験日に合格発表日に手続き締切日とか
覚え切れませんです。
なんも資料を持ってこないあたりも
ひどいもんですが。


そんで出てくる私の調査書。
思ってたよりもよかった評定平均。
生活記録はかなりしょぼいけど、
成績は問題なさそうです。
あとは試験の出来次第・・・
そこが1番問題なんですけども;
2年も一緒だった担任相手に
声震えちゃって。
重症っす。




最後に
「もし全部ダメだったら●●の学校に何とか言ってやるから」と
有力なコネでもあるのか自信たっぷりな、
でもどこか、信じていいのか分からないお言葉と
「ガンバれよ」
と遠巻きに教務室中に響く励ましをいただいて終了。



スクールバス(略してスクバ)に乗ってっていいよ
って言われたけど、
目立つんでいいです別に。
路線バスで帰りますよ。







手なづけられないスリッパに
階段から滑り落ちそうになったり、

またしてもパシッっと響かせつつ、
無事に事務室へ辿り着き、名札を返却。
「ありがとうございました」
という声がなぜかものすごいブリッコ声になってしまった。
応対してくれたのは女の人だったんですけどね。





ちょうどその頃
スクバのおじさん(運転手さん)が通りかかり。
ものすごいガン見されてます。


やばい


バレたか?!




このおじさん、
私が1年生のときと3年生のときの
朝バスの運転手さん。
しかも毎朝1番のりしていた私。
しかも私がガン見していたからか
彼自身に私と同じ癖があったからか、
なんか顔を覚えられているというか、
すごい見られてる気がしてたし。
そりゃあもう、
もしかして惚れられてる?なんて勘違いするほど。
ワタクシおじさま方には結構人気なもんで。


あ、だからブリッコ声になっちゃったのかな?
私も結構おじさま派なもんで。
ん?ってことは私が惚れてるってこと?
それは・・・



まぁそんなこんなで、
他の誰が私を忘れても、
彼だけは私を忘れていないような気がしてなりません。




外に出てもまだガン見してます。












見ないで!!










今の私、あなたにだって知られたくないわっ












バスに向かいながら
何度も振り返ってるおじさんに
顔を向けないようにしていたら・・・





「乗りますか?」











あぁ




バスに乗るのか否か気にしてたのね。




でもそれってさ、
私がかつてはこのバス使ってたことを知ってるから
聞いてきたんじゃないの?
交通手段は4つ。


スクバ 路線バス チャリ 徒歩


乗る確立は1/4
乗らない確立の方が高い
それで声かけてくるなんて、
やっぱりあんた知ってたねっ!!






せっかく交通費を浮かすチャンスだったけど、
キャピキャピフレッシュのこーこーせーしょくんと
相乗りはやっぱりはぢゅかちっ(>v<)(キモッ
っつーことで





「A駅でよければもうすぐバスが出ます」



と、
3年前より爽やかになってるおじさんに、







だいじょーぶです



ありがとうございます




と、
負けない爽やかかつ最高の笑顔でお断り。









この2年半で体得した愛想笑いは
半年のブランクを経ても健在のようです。
意識しなくても顔が勝手に笑ってくれます。
面接いけるかな・・・





サヨナラ


私の想い出・・・









しかし。
別にそんなに言葉を交わしたことはないんですけど、
在学中はタメ口だったのに
卒業すると丁寧に話しかけてくれるんですね。
当たり前っちゃー当たり前ですが、
あぁ・・・自分よそ者なんだなぁ
とかちょっとおセンチ・・・




結局予定していた格安の路線バスでA駅ルートは
おじさんのご好意を断った手前行きにくくなってしまい、
来た道戻る最高値B駅ルートで帰ることに・・・




まぁいいさ。
途中でなかなかのイケメン集団を見れたし。
何事も前向き思考でね♪


でもまたしても、
今度は前の座席に幼子が。
キーキー超音波みたいな奇声をあげてくれます。
しかも振り返って私をガン見。
さらに私のかばんに無駄についてるボタンをいじる。


ごめんなさいねぇ。
こんなときおばちゃんとかだったら
「気になるぅ?」とか
「ぼくぅ、いくつ?」とか
声かけて、
お母さんとも喋っちゃったりなんかするんでしょうけど、
私だって一応、
遠い親戚も近所の他人も大して変わらない
淋しい時代に育ってるのよ。
てか、それができたら私は今
このバスには乗ってないしね。



それにしても今日は子どもに呪われてるよ・・・






バスが駅に着いた頃には日も暮れてきまして。
B駅に来たからには、
おじさんのご好意を断った言い訳にもしていたので
なんか買い物して帰ったろうと意気込んで
わざわざ広い構内を反対口まで歩いたけど
行ったお店が広すぎてどこに何があるのか分からず
結局何も買うことなく電車に乗りまして。


3本目の電車は
交通費節約と日頃の運動不足を考えて
歩こうかと思ってたんですが、
暗いし寒いし諦めまして。



ガムを買って帰ろうと入った近所のスーパーで
お菓子のセールをやっていたがゆえに
予定外のお買い物をしてご帰還。











すんごい久々の外出。
2週間ぶり?
もっとかな?



感想は・・・























やっぱり(広)先生はステキだった♡




方向が違うぞ。
でも、ステキだった。


そのうちかっぱさんにも教えてあげよう。













長かったなぁ・・・





あとは1週間後に
注文した調査書を取りに来なければならず・・・




あともう少し
ツルツルした思い出に傷をつけ、
キラキラした思い出に泥を塗ることになりそうです。




そういえば。
全然関係ないんですが。
途中で見かけた慶応ボーイズ。
どこぞの高校生は雑談してても
彼らは教科書片手に数学の話し合い。
見た目は今どきのコだけど、
やはしちゃんとやることはやってるんですね。
努力あっての頭脳。



私も勉強せねば。































あ、(広)先生のオトナの魅力もステキだったけど、
慶応ボーイズの学ランもよかったんだぬん♡