思いがけず

知ってしまうことがある
発見してしまうことがある






予想通り
ハンドくんは現れませんでした
最後の化学実習は薬品の在庫調べ
棚の中の薬品を全部引っ張り出して
その種類と数と残量を紙に書き出して
ついでに薬品棚の掃除もしてしまおうというわけです
毒物や劇物もあるので
その辺はしっかりやらなきゃいけないそうで
大変ですね




4日間のテストの日々の翌日
もう心も体も疲れきっています
こんなときは被害妄想エンジン全開
“みんなが私を無視する”モードに入ります
しかしまぁ動き出せばそっちに気が行くので
自然と治まります
まずは薬品を仕入れに行って
コ汚いバットにこれまたコ汚い薬品の瓶を詰め込んで
それを種類ごとに分類
こういう作業はすきだけど
これだけ人がいると自由にはできないから
あんまりおもしろくない
わがまま



ほんで種類分けが終わると
今度はそれを書き出していきます
残量は目分量で1/3とか1/2とか書くのですが
未使用状態だとどのくらい入っているかも分からないのに
残量なんて分かるわけもなく
とても適当です
しかも3/4とか4/5とかとても細かい
しかし見ていて思ったのですが
同じ薬品の瓶が3つくらい
全部全部蓋が開いててちょっとずつ減ってるんですよ
使ってるのが無くなってから新しいのを開けない?フツー
それとも食べ物じゃないから
開封後はお早めに、とか特にないのかしら



自分が引き受けた分を書き終わっても
先生はまだまだ棚お掃除中
棚だけじゃなくて薬品瓶も拭いたほうがいいのでは?
すごい埃っぽかったゾ
しかも、土埃系・・・何故




暖房の上に座ってお話タイム
わかなちゃんによると
朝埼玉テレビでキテレツ大百科をやっているそうです
ちなみに彼女がちょっと遅刻して来たのは
それを観ていたからだそうな
私も観たいなコロちゃん
今のお家に住んで7年が過ぎたけど
映るのか未だに知らない
でも放送されてたのは7時からだそうで
それって私がお家出る時間ぢゃん
どっちみち観れない・・・




そしてハンドくん登場
入り口付近に固まっていた男の子達に
温かく迎えられていました
遅刻してでも来たんだから良くやった!と思うべきか
でもそれでなんとかなると思ってんの?とも思えるし
なんだかなぁ
白衣のボタンはしめましょう






棚に薬品を戻すともうひとつの棚が待っています
でもみんな要領がつかめてきたからか
時間がなくなってきたからか
けっこう能動的に働いてくれたので
超受動的人間みおちゃんに働く場なし
さらに薬品の仕入れが終わっても
こっちの棚は普段ほとんど使ってないみたいで
すでに分類されている
さらに量もそんなに多くないので書き出しにも人手が要らず
根岸さん完全に失業してしまいました
もうこの場に居続ける理由はありません
やっとハンドくんと一緒に働けると思ったのにこれだよ
縁がないんですね



手の空いていたはまちんをつかまえて
○×ゲームとかやってみるけど
むなしいよのぉ




最後は流しを掃除して
机を拭けと運ばれてきた
なぜまだ使っているのかと思うほどきったない雑巾を
冷たい水でせっせと洗っていたら
その目の前でM本くんが机を拭き始めて



キーッ(`皿´+)




しかも気づけば白衣にでっかいピンクのシミが・・・
いつの間に



ギャーッ

(>O<;)!!!

後で洗濯したけれど
ハイターたっぷりかけてみたけど
落ちなかった・・・orz





ひとつめの棚の在庫整理が終わった後
私は机にボールペンを置き去りにしていました
あえてそうしたわけではなく
普通に忘れていたのです
最近本当に注意力散漫ですから
かつての実習中
ポケットなんかにさせるようになっている部分に

指を挟んでいたらバキッとやっちゃって
しばし失職した後この学校への入学で
予備用筆記用具としてロッカーに待機するまでに
仕事復帰した4色ボールペン
多分これ
そんな過去を持つ
人知れず苦労の道を辿ったボールペンが
なぜか少年Hくんの手に
そして
そのボールペンの返却をめぐって
様々なドラマが妄想されるのです
しかし
大概相手にはその気はまったくないので
じつにあっさりと終わってしまうという



懐かしいなぁ
私も昔やったことあるわ
そんなの持ち主の机にでも
置いといたらいいのにね
自分で返したいのよね
関わりたいのよね
もしかしてキミとあたし
似ているのかもしれないね
そんなものだと分かっていても
それでもどこか淋しくて
その気持ちが分かるから
ちょっとはからんであげようかななんて
ぜんぜん思わなかったけど
なんてったって思いがけず聞いちゃったから
ハンドくんの進退...



M田くんがハンドくんに
進級ヤバイでしょうと聞いていて
うなずいたハンドくんは
またやるの?との問いに一言
やらない、と



まぁそうだよね
可能性としてはそっちの方が
高いだろうとは思っていたけど
でも淋しいね
M田くんもやだなんて言ってたけど
でもそういう問題じゃないしね
私はひねくれてるからどんな言葉も慰めっぽく聞こえたけど
M田くんの素直な気持ちはハンドくんにはどう映ったのかな



今年は全員進級させると
意気込んでいるくそおやじ先生だから
まだ0か100かは決まっていないという
希望的観測にすがるしかないですかね
ハンドくんは来週のテストも受けるつもりらしいし



なんだか今日は
一緒にロッカーにいても複雑な感じがしますね







お昼休みはシャーペンを買いに行きました
少年Hくんへのバレンタインデーはまた今度・・・
今使っているシャーペンはかなり気に入っていますが
やたらと芯が折れてテスト中
バキバキカチカチ音を立てるのがいたたまれません
書く文字があまりに濃くて
消しゴムかけると黒鉛が広がる感じで
芯ひとつ薄くしようかなと思ったら
使ってるのはすでに「H」だったりするくらいで
たぶんそんな私の最強の筆圧が原因なんでしょうし
それはシャーペンを替えても変わらないような気がしますが
これもまた希望的観測で
何かが変わるかもしれないじゃん


しかしハンズにはフツーのシャーペンしか置いてませんね
どうせなら小学生みたいに
キャラクター商品を使いたいのですけれど
できればハッチポッチステーション希望です
あれはグッチさんとこぶ平さん(今は違うけど)の
掛け合いがけっこうおもしろい



しかしないものはないので諦めて
少年Hくんへのプレゼントを探しに
雑貨コーナーへ行きました
そしてガチャピンのシャーペンを発見
お♡ガチャピンでもいいな
あの目あの前歯・・・




シュールだ
でもなんだか持ちにくそうなので保留
レジも大行列でしたし
おもちゃしか売ってないこのフロアで
大の大人が何をお求めなんでしょうね



さらにトリコちゃんのストラップを発見

↑1番左のやつ
しかもちゃんと開くリアルなストラップ
携帯電話としての入手は諦めたトリコちゃん
ぜひほしい!!くれ!!
探してみるとそれは
色んな種類の携帯型ストラップがあって
どれが出るかはお楽しみ♪みたいな福袋商品でした
そして315円
トリコちゃんが出るまで買い続けるにはちょっと痛い額
レジも大行列でしたし
諦めても諦めきれずに
ディスプレイされたトリコちゃんを眺めていると
どこからか聞き覚えのある言葉が!!
韓国人!!!!!
視線をトリコちゃんへ向けつつ
ものすっごい聞き耳を立てました
どうせ大して分からんしいいぢゃろ
飛び飛びで3割くらいは分かったかな?
最後は女の人が買って来るから待ってて
みたいなことを言って
レジに並んだその姿を見ると・・・
やっぱり韓国の人は背が高いですね
ひとりだけ飛び出してますよ
いいな
ちょっと癒されたよ
この辺は外を歩いていると
中国語を喋っている人と良く遭遇しますが
ハンズにいると韓国語を喋る人と遭遇する率が高いですね
韓国人はハンズがおすき?
私のメッカになりそう




帰り際に
クリスマスのときに少年Hくんにあげた
胴体にお菓子がいっぱいつまったキョロちゃん
どちらにするか最後まで迷ってた
踊るミッキーを見つけたので
お値段拝見してみれば1700円
キョロちゃんにしておいて良かった
てか高っ(¥◇¥;)
これにしようかなと思ってたけど確実に却下です
トイザらスで見たとき値札がなかったのはこのせい?!
しかし何をあげたらいいんだ
いっそ韓国語の教本でもあげようか
いっそあげないという選択肢がないあたり
お人好し・・・?八方美人・・・?偽善者・・・?
結局つないでおきたいのは私なのかもね






まだお昼休みが終わるまでには少し時間があったので
今度は本屋さんへ行きました
そしてなんと
















ハンドくん発見←←(@Д@/)/



真剣な顔で雑誌を立ち読みしております



時々遭遇する帰ってくる方向からし
もしかして本屋さんにいるのかな
なんて考えたりもしていましたが
遇えたらうれしいので
たぶん絶対いないだろうと思っていたのですが
いましたね
しかしうれしいというよりは
ハンドくんのプライベートを侵害してしまった感じがして
すごい罪悪感
そそくさとハンドくんの後ろへ回りまして
ハンドくんが動かない限り
発見されないだろう数少ない死角へ逃げ込み
ちょうどそこに外国語の本のコーナーがあったので
韓国語の問題集なんぞを見ていたのですが
ちょっと待てよ
どうやって出て行こう( ̄□ ̄;)!!!
もしかしたらハンドレーダーの賜物かもしれませんが
入ってすぐハンドくんの存在に気づいたということは
それすなわち
ハンドくんが入り口から見えるところにいたということで
それすなはち
出るときはハンドくんの視界に入らなければならないということで
そしてハンドくんが出て行くまで待つという作戦は
私が軽く授業に遅刻してしまう可能性があるので却下です



1時5分前
そ〜っと覗くとハンドくんはまだ動く気配を見せません
しかしもうタイムアップ時間切れです
ここから脱出せねば
本棚を盾にしてハンドくんのいる棚の反対側まで行き

    ―――本棚――― | _ ̄ ) ←私


    ハ←出口の方を向いている
    ―――本棚―――


至出口↓

↑こんな感じ(かなり怪しい




そしてハンドくんが雑誌に夢中なのを確認すると
入り口のそばまでダッシュしたい気持ちを抑えて
やや頭を低くして早歩き
1回だけ様子を盗み見ると後はもう
後ろは振り返らずに一気にお店を出てそしてダッシュ
盗人と間違えられたりして・・・と
心配しましたが大丈夫でした






平凡な日常をこんなにハラハラドキドキするものに
変えてくれるなんて
あなたはすばらしいですよ




ところで
これはすなわち
ハンドくんはいつもお昼休みは本屋さんで
時間をつぶしているということなのでしょうか
お昼は食べているのか
1時間近く立ちっぱなしでつらくないのか







3、4時限目はハンドくんガン見でした
角度のせいかなんなのか
私の席から見ると何か考え事をしているように見えるんです
午前中M田くんといろいろ話してたみたいだし
もしかしてこれからのことを考えているのかなって思ったら
気になって気になって
だってこう言っちゃぁ失礼ですけども
ハンドくんは授業中机に突っ伏して寝てしまうことが多いのに
それが一切なかったんだもの
もしかしたら頬杖ついて寝てたのかもしれないけど
コックリさんもしないなんて寝るのうますぎるじゃない
私も電車の中で立ったままつかまってなくても寝られるけど
教室で座ってて眠くなるとカクッってするよカクッって
そして教科書を開いてるわけでもなく何か書いてるわけでもなく
ただ座ってるだけで1時間半起きてられるってけっこうスゴイョ
私なんて教科書見ててもノートとってても体ひねっても眠いのに
あなたはすばらしいよ




もしもハンドくんが来年度はいないとしたら
来週の4日間と来々週の火曜日
あと5回しか会えないってことなんですかね
あと来れば3月の進級発表で+1回
ものすごいカウントダウンはいってるじゃないの
これからもずっと一緒にいられることを願いつつ
1日1日を大切にしましょう



飲み会行ったりしないのかな
そしたら酔ったフリしてハンド写真の1枚くらい・・・
無理か








そして昨日ようやくイケメン雑誌が届きました
前回注文したときのことを思い出して
いい加減詐欺かな?と思った頃に届くことを思い出し
待たずに待っていたイケメン雑誌
当然ですが全部ハングルで書かれているのでほとんど読めず
写真眺めるだけであっという間に見終わってしまいましたが
幸せですねぇ
ポスターがびっくりするくらい大量についていました
貼っちゃおうかなと思ってみれば
視線が気になって仕方なくなるから無理だと諦め
4つに折られているのでその曲げ具合によって
きれいな顔がすごい顔になるのを楽しんでいます
お値段は6000ウォン
日本円にするとだいたい800円するかしないかくらいですね
それに対し払ったお金は2000円
韓国まで買に行くよりはずっと安いけれど
なんか損した気分
まぁいいさ
この1冊で半年は・・・3ヶ月くらいは楽しんでみせるサ




しかしくどいですがもうしばしテストをガンバらねばなりません
来週は恐怖の全部超ボリュームテスト週間
一晩・・・もといひと朝じゃとうていどうにかなるものじゃありません
医学総論(疾患)と病理はできなかったら処刑モノです






でわ


健闘を祈ってください


誰か


是々非々


切実です