分析


ほぼ同じ時期にやって来たふたりの新人さん
先にやって来た見た目は中堅さんは
他の技師さんから陰でも陽でもいろいろ言われ
ちょっと後にやって来た見た目はベテランさんは
どことなく愛されているような気がします


なかなか仕事を覚えないらしい点で
共通しているふたりですが
この違いはどこから来るのか



見た目はベテランさんの方が人懐っこそうな感じがするとか
そういう性格的な部分もあるかもしれませんが


見た目は中堅の彼は分からなくても聞かずに
ごまかしごまかしやってしまうか
分からないからやらないかのどちらからし
見た目はベテランさんは分からないことは
その都度聞いて解決していくから


これが大きいのかもしれません
というカナコと私の
お互い情報を出し合ってまとめた分析





ちなみに私は完全に見た目は中堅さんタイプ
今現在
分からなくても聞けないから
というか聞く勇気がないから
分からないことはとりあえず放置
たまには聞くけど
勇気がないから
分からないけどとりあえずやってしまえ
なんてことはないですけれどもね
最近はすぐそばに技師さんがいるのに
一緒にやっている実習生に聞くっていう
でも放置していた頃に比べれば若干の進歩


学生だからそれでも何も言われずに済んでいるけれど
働いたらまずいよね
確実に今やっていることよりも
高度なことをやらなきゃいけないし
不安が増えるばかりです


今週は生化学のところにカナコがいて
なにせ自分はすることがないので
ちょいちょい遊びに行って
手伝わせてもらったりしていたのですが
ついに調子に乗って免疫の機械にまで手を出したら
なんだか画面がおかしなことになってしまって
ついに3度目の災いを起こしてしまったらしい予感
技師さんに正直に話したら
心配ないとのことだったんですけれども
ちなみに私がしたことでは起こりえない現象だったらしく
原因が分からないみたいですが(カナコ情報)
余計なことはするもんじゃないですね
来週からは自分の畑で大人しくしていようと
本気でそう思った日
すぐ出しゃばるから
よくないくせ





今日も新人さんが担当だったので
すべてすきなように時間を使えるだろうと読んで
午後はぜんぜん書いていない日誌を書いて
ついでにネフローゼ症候群
勉強をする計画を立てたのですが
思いのほか検体が少なくて
手の空いた新人さんに沈渣見る?って聞かれて
そりゃもうはいって言うしかないじゃない
でも別に何か出た検体を
別けておいてくれたわけではないので
自分でパソコンに入力された結果を見て
何か出ている検体を探し
さらにその検体を
ズラッと並べられたスピッツ管の中から探して・・・
っていう
若干大変だったさ
パソコンの結果は
沈渣をやっていないものも一緒になっていたし
んで硝子円柱を見ました
午後一杯かかってそんだけっていう
そんで他の技師さんからの宿題というか
やってみたら?ということで
尿蛋白陽性の検体を再検したり
ちょっと分けてとっておいたり
いろいろやっている間にカナコがやって来て
ボールペンをゴミ袋に落としたとかで貸して
戻ってきてからダッシュで日誌を書きなぐり
とりあえず書いたっぽい感じにはできたけれど
印鑑を押してもらうときになって
出席表のところになんにも書いていないことを思い出してね
本当に
実習名も名前も日付も自分の出席印もなんもない
思いがけない出来事
余裕こいてると良くないですね
しゃしゃり出て失敗したり
顕微鏡見れることになったり
ボールペン貸すことになったり
何が起こるかわからない
日誌はちゃんと毎日書いておきましょう
という教訓