さよならまで、あと5日


いよいよレポートも終わらなさそうな感じがしてきた
テストの勉強もしなきゃいけないのに
最後が病理って不運すぎる
時間的余裕がない
毎日コツコツやっていれば
こうはならないわけですけれども


とりあえず実習中にテストの勉強をして
お家ではレポートを書くスタイルでいこうと思って
朝今までのノートや説明書を
見つけられるだけ集めたら
朝ごはんを食べそこねました
いつも通りちょっと早めに目覚ましをかけて
いつも通り起きれなかったわけですね
もうやれるだけやるしかなくて
あとはいかにあの新入りさんをかわせるか
勉強なんかしていると喜んで首を突っ込んできそうだ
あるいはそんなのお構いなしに自分の話をするか





実習が始まって
まずは寄せ集めファイルの整理をしました
そこからスタートっていうのがまたなんとも
でも穴あけはないし
説明書を入れるための袋も2枚しかなくて
全然足りなくて
とりあえず折り畳んである説明書は全部開いて
実習した順に並べ替えて
余計な紙は捨てて終わった
というか飽きた
それでまたスケッチをして過ごしました
あとレポートに書く細胞診の構想を練った


今日はカナコが病理の部屋の顕微鏡を使っていたので
新入りさんによる苦労を理解してもらうことができました
やっぱり私だけじゃなかった
あれはうんざりする



迅速診断もありまして
一部染色を手伝わせてもらうのですが
先生がみると思うととてつもなく緊張します
できれば手を出したくないです
とくに封入
自分のだったら
目に見える気泡が入ったら
たいていやり直すのですが
今はそんな悠長なこと言っている場合ではなく
やり直したいけど
時間がないって
すごいジレンマ
早く行けばいろいろ説明も聞けるかもしれないし


さらに
ひとつ病理の部屋に置き去りにしたスライドを取りに行ったら
封入剤がいろんなところについていてきたない
すごくきたないと思いながら
スライドを見ながら歩いていたら
ノックをせずに先生の部屋のドアを開けてしまいました


なんてこった


今のやり直してもいいですか


あーやらかしたやらかした



ごめんなさい
なんにも言われなかったけれど


でも不思議現象が起こっていたのです


いつもは必要なところを切ったら
すぐに自分の部屋に帰ってしまう病理医の先生が
今日はなぜか
凍結は一気にやらないといけないと
いつもは技師さんの言うセリフを自ら説明してくれた
脂肪と水分の氷点が違うからと
いつもよりワンランク上の説明だった
マグロの冷凍も同じ原理らしい


それから染色して
標本を持って先生の部屋に行ったら
矢印まで出して説明してくれた
何人かで同時にみられる顕微鏡は
光の矢印を自在に操って
どこをみたらいいか分からない
なんて事態を防いでくれます


さらに
所見?は悪性かそうでないか微妙なところらしく
分っかんない分っかんない分っかんない
みたいな
キャラ違くないっすか


今日は不思議だった


何かいいことあったのかな





仕事がつってもスケッチですが
一段落してから
先程の迅速診断の標本を
先生の言葉を思い出しながらみていたのですが
何が何やら
やっぱり細胞診は難しい
まず何を参考にしたらいいのか分からない
とりあえず悪性ではないということらしいので
がんの写真と比べても全然違う
かといって腫瘍は腫瘍だからか
正常の写真とも全然違う
良性腫瘍の写真はなかった
分からんなぁ





明日はMRIの見学です
ただ見ているだけなのか
質問攻めにあうのか・・・


私もできれば聞いてみたい
MRIをとる際の検査技師の役割を
あるいは
そもそも検査技師は必要なのかと


聞かないと思うけど


ちらっと向こうから説明してくれるといいな




ちょっとは予習していこう