現金


お金の話ではありません。
最近銭銭した内容が多い気がします。


怖い怖い技師さん。
それでも、
私の、
臨床検査技師としても、
社会人としても師匠なのです。


だから、
いつもは関わりたくないとか思っていても、
たまに優しい言葉をかけられると、
あーがんばらなきゃなー
なんて気分になるのです。


なぁんつって


感銘を受けている場合じゃないんですよ。


ライブに間に合わないっ!


長い時間拘束されたらどうしよう、
いやどうしようもなにも辞めるだろ、
なんてひとりで悶々としていましたが、
権利はちゃんと守ってくれるところがこの怖い技師さんの、
おぉって思うところのひとつで。


3時までは大丈夫だって言ったら、
じゃあ3時まではやろうって言われて、
しまったバカ正直に言わないで
2時とか言っときゃ良かった、とか
おこがましいことを思ったり、
でもあんまり早く帰ろうとすると
またやる気がどうとか面倒なことになりそうだから
譲歩できるギリギリの時間を言った方が
いいかなって思ったんだもん、とか
でも時間中途半端だから早く帰っていいよって言われて、
ラッキー買い物してからライブに行ける!とか思ったら、
ありがたいお話で3時を過ぎてしまった。


ものすごい急いで着替えて、駅まで走って。
最近よく走ってるな。


結局乗りたかった電車には間に合わず。
1番早く着ける電車に乗って会場へ。
しかし開場前の物販販売はないみたいで、
そんなに急ぐ必要なかったですね。


今日は、とんでもない計画を立ててきました。
チェキ入れを、チェキでいっぱいにしてしまおう。
はたしてそんなに必要なのか?
そこまでする必要があるのか?


いいんだ。
チェキの販売は今月限定なので、
このバカ買いも今日でおしまい。
だから奮発。


全部で56枚。
一気に買うのは気が引けるので、
開場前と帰る前と、
2回に分けて買おうと思ったのに。
どうしよう。


あんまり、深くは考えなかったけれども。



ライブハウスの中は階段状になっていて、
前の方はすでに満員無理そうです。
おとなしく2柵の隙間へ。
ステージは遠いけれど、
1段高くなっているから見やすいし、
比較的良い場所ではないかと。


しかし東京の会場はギャルが多い。
自分がものすごく異質な存在に思えてくる。


そしてライブスタート。
最初のバンドはライターを使った素敵な演出。
ライブハウスって火気大丈夫なのかしら?
イベントだとまばらだけど、
ワンマンだとみんなで火をつけて、
きっと壮観でしょうね。


今回出ているバンドは
どれもそこそこ聴いているバンドなので、
知っている曲ばかりだったのですが、
知っているのとライブでのるのとは全然違いますね。
意外と難しい。


人のせいにしてはいけないことは
充分承知しているつもりですが、
周りのノリが自分の気分に大きく影響するのが私、
典型的日本人気質。


目の前にいた女の子が、
あまりにアンニュイに、
仕方ない感じで拳を上げたり、
まぁ隣にいた人は終始腕組みだったし
それに比べたらいいのかもしれないけれど。


しかも
その女の子が本当に目の前にいたもんだから、
位置的にボーカルとだだ被りで、
せっかくフリとかやってもまったく見えません。
見えないから踊れません。


だんだん
自分のライブにおけるスタンスみたいなのが
できてきたというか、
その名もずばり


やってみよう


知らないからとかファンじゃないからって
黙って見てないでさ、
拳って言われたら拳を上げて、
頭って言われたら頭を振って、、、
頭はあんまり振らなかったけど。


とりあえず、
見様見真似で動いてみたら、
きっと楽しいと思うんですよね。
基本は同じビジュアル系でフリの要素は同じだし。


それともみんな一途で
知らないバンドに拳を上げたりなんてしないのかしら。


とりあえずこの子の後ろから脱出しないと、
お目当てのバンドが出てきても盛り上がれなさそう、、、
それ以前になにも見えない気がする。


がしかし、
そのためには後ろに下がるしか方法がない。
いやだ
これ以上後ろにいったら、
それはそれでしんみりしそうだ。


そうやって迷って
結局動けず後悔するのがいつものパターン。


だけど。
今回は少し違ったんだ。


大いに違ったんだ。


お目当てのバンドが登場。
そしたら女の子が突然カーディガンを脱いだ。


スイッチオン


頭振りの拳突き上げの。
激しい


同じバンドのファンだったんですね。
私と違ってお嬢様っぽい雰囲気だったけど、激しい。
素敵。



さらに。
1段高くなったところの2列目くらいにいたので、
超絶視界良好。
下手が見えるのなんてものすごく久しぶりだ。
夏休み中のライブでは、
見えなかったのか覚えていないだけなのか、
下手の記憶がまったくないのです。
みんなかっこいい。


そんなこんなで
今年1番の盛り上がりと言ってもいいくらいに
大ハッスルしてきました。
背中を汗が伝うのが分かるよ。
ほとんどずっと跳んでいたし、
よたよたしながら頭も振った。
周りもけっこうノリノリだったんじゃなかろうか。
贔屓目かな。


いやーたのしかった


本当にたのしい時間。
ずっとこのままだったらいいのにね。


この後出て来るであろうバンドもすきなので、
ちょっと迷いつつ、
なんやかんやで本命が1番。
計画通りにチェキを分割買いすべく外へ出まして。
こういうとき仲間がいると
場所をとっておいてもらえていいですね。


チェキは周りが引くほどの大量買い。
私も若干恥ずかしい。
普通1度にどれくらい買うもんなんだろうか。


ドリンクも交換して。
暴れた後の冷たい飲み物はとてもおいしい。


それから中に戻りまして、
できるだけ前へ前へ、
残りのライブを楽しみました。


ビジュアル系のバンドマンの中で、
トータルで1番かっこいいと思っている
あの人がいるバンドも登場しました。
すてきな一夜でございましたよ。


帰りに再びチェキを買いました。
大量に。


そして知らない女の子に声をかけられ、
初めてのチェキ交換。
ライブ会場やその周辺ではよくみられる光景です。


誰のファンですか?と聞かれて、
そういえば特に誰っていうのはないなぁと。
気づいちゃった。


けっこう長いこと、CDを聴くだけで
そのバンド自体には興味なかったもんなぁ。
じゃあなんでこんなにたくさんチェキを?
今は全員すき。
だからいいのだ。


そうか。
やっぱりあんまりガツガツしていると
気づかないうちに周りから注目されてしまうんですね。
交換依頼ならマシな方かもしれません。
場合によっては
カツアゲのターゲットになる可能性もあるし、
チェキ狩りに遭うかもしれない。
なんて無防備だったんだろう。
まぁチェキの販売はこれで終わりだから、
無事に済んで良かったね。


このバンドの昔のチェキをもらえたし、
私にとってもラッキーだった。


いや待て。
せっかくチェキ入れがぴったり埋まるように買ったのに、
1枚違うバンドのチェキをもらったから、
数が合わなくなった。


がーん


残念だけど、
そのもらったチェキも
かなり貴重だったから良しとしよう。


しかし悩みどころが発生してしまった。
このバンドみたいにたくさん買っていたり、
とくにこの人がすきっていうのがなければ、
交換するのもいいんですが、
ちょっと気になる人がいたから買ってみた、とかだと
名前も分からないこともあるし、
交換を頼まれると困っちゃいますね。
八方美人だから断れない。
ついでに顔も美人だったら良かったのにね。


結局のところ、
すきなメンバーのチェキが欲しいというより、
メンバー全員をバランスよく欲しいんですよね。
A型だし。


見開き1ページ同じバンドが入るように、
必ず6の倍数枚買うようにしていて。
だから多くなってしまうんですけれども。
やっぱりチェキそのものよりも、
集めて並べることがたのしい気がして仕方がない。
それもひとつのたのしみ方さ。


そんなチェキを眺めてにんまりしながら帰宅。
早速整理したのですが。。。


ん?なにかおかしい。


足りなくない?


うん、やっぱり足りない。
埋まらない。


ちゃんと数えて行ったのになして?


あーそう
すでに収まっていたところに見開き1ページ分、
空いているところがあったのです。
めくりミス。
気づかなかった。
残念すぎる。
また売ってくれないかな。
残ってると思うんだけどな。
売ってくれなかな。


どうしてこうなにもうまくいかないんだろう。


でもしあわせ。
計画通りにはいかなかったけれど、
いっぱいのチェキを眺めている時間。
代わり映えしない、
パラパラマンガのひとコマを
並べたみたいなチェキなんだけどさ。
たからもの


また売ってくれなかな。


でも何気にメンバーひとりひとり、
ちょうど6の倍数枚ずつあって綺麗に収まっているから、
これはこれでいいかなって気も、しないではない。
このジレンマがまた気持ちいい。


たぶん9月だけっていったら
9月だけしか売らないだろうから、
10月は少し出費を抑えられるといいな。


無理そう。。。