戴帽式


今日は2年生の戴帽式でした。
戴帽式といえば看護学生として今までの努力や
これからの素質みたいなものを認められた人のみ
参加が許されるという、とにかく厳粛な式典であります。



ところが
これがなかなか面白い式だったんです。



うちの学校の戴帽式は、
副学校長先生にキャップを乗っけてもらって、
前だけピンで留めてもらい、
担任の先生が後ろのピンをとめてくれるという
非常に効率のいい分担作業で戴帽されていきます。
その後ろうそくに火をつけて、ステージに並んで
みんなが戴帽されるまでひたすら待ちます。


副学校長先生にキャップを乗っけてもらって、
担任の先生にピンをとめてもらうべく
移動しようとした瞬間キャップがずり落ち、
不思議な格好で動きを止める人がいたり、
それを見て思いっきり驚いているすでに戴帽されて
待っている人がいたり、
途中でろうそくが消えちゃって隣の人にもらおうとしたら
隣の人まで消えちゃってやっぱり驚いてるし、
来賓挨拶のひとりは異様に長くて何回も同じこと言ってるし、
毎回喋ってて慣れてそうなはずなのに、
手も声もガタガタ震えてるし、
最後のシメで「昭和16年6月3日」
って今年は昭和でも16年でもないし、
最後全員起立礼は、ピアノの伴奏に合わせて
行うはずが、ピアノの音は聞こえてこなくて、
何も知らない保護者やら来賓だけが立ち上がり、
何度もも練習していたウチらは立ち上がるタイミングを失い、
そのうち2年生退場の音楽が流れはじめ、
まだ終わってねーよと戸惑う学生たち。
最後は勇気ある2年生のひとりが立ち上がったのをきっかけに
みんな立ち上がり、司会者の「礼」で無事終了。
なんか間の抜けた終わり方で、
厳粛なんてものは感じられませんでした。


しかもみんな編みこみの同じ頭をしているので、
後ろから見てて、なんか昆虫みたいと思ってみたり。




戴帽式を見ると、
自分のときの事を思い出したりするのかなぁ
なんて思ったのですが、
なにせ上記のような面白い出来事連発してたし、
あまり感動はありませんでした。
それよりも、
2年生の数の多さに
殿部に褥瘡が出来そうな圧迫を感じたり、
睡魔と闘うのに必死でした。
とにかく眠かった。
聞くとみんな寝てたって
あの子もあの子も


看護部長さんも


みんな疲れてるんですかね?



1年生には伝わっただろうか?
戴帽式の感動とか・・・