外科も終わりに近づいて

今日の一言


学生が、安心して実習できるナースになろう




今日はまっちゃんが午前中お休みで、
あやのっちは午前中学内実習だったので、
根岸は午前中ひとりで実習です。
だけどもうそれでビビったりはしません。
ひとりには慣れてますから
なんて


回診もひとりで介助に入りました。
とりあえず患者さんの寝巻き開いたり閉じたりする
間接介助を志願。
今までは看護師さんとかまっちゃんやらあやのっちやらに
負けて手出しできないことが多かったので、
今度こそ!!ってなわけです。


今日の回診担当の看護師さんはとっても優しくて、
次にするべきことをいろいろ教えてくれるので、
私もきょどらずに介助することができました。




実習中、患者さんのことよりも何よりもまず
看護師さんの顔色を観察して気を使うことがほとんどなので、
こんな風に技術なんかを学ぶことに
気を集中させることができるというか、
安心して、ちょっとくらいなら意味不明な行動に出られる
看護師さんは本当にありがたいです。
私もそんな風になりたいと、
心からそう思いました。


そして、今日は午前中ずっとひとりだったわけですが、
いつもと比べると、


ものすごい充実感


あとでまっちゃんとかあやのっちに
ごめんね〜なんて言われましたが、
むしろありがたかったよ、なんて。
やっぱりひとりが気楽でいいわ。





楽しいときもいつか終わりを迎えるもの


放課後には中間評価面接というのがあって、
すーと指導ナースと3人で話し合いをします。
あんましすーに信頼をおいていない私は、
何かある?って聞かれても、
本当は人間関係についてすっごく聞いてほしいことが沢山あっても、
「特に」
とさらっと答えてしまって、泣くかなって思ったけど
もう涙も出なくて、
最終的には「もう1回やったほうがいいと思う」
と再実習予告。
べつにいいんですよ。
外科はスキだし、この実習は自分でもとても不本意だし、
もう1回やりたいっていう気持ちないわけじゃないんです。
でも再実習すると


夏休みがなくなっちゃう


それはイヤ。
別に旅行に行こうとかそんなことはまったくないんですけど、
心に休みがほしいから。



学校に戻ってもへっこみはもとにもどらず、
軽く泣きながらあくっちゃんの100円玉を立てていました。
コツを覚えると結構すんなり立つんですね。
6枚あった100円玉が5枚立ち、あと1枚がどうしても立たない。
実習メンバーも6人、
ひとつ立たない100円玉。
その100円がなんだか自分のような気がしてきて、
また悲しくなっていっぱい泣きました。


帰りは同じく再実習勧告を受けたあくっちゃんと一緒に
傷をなめあうべくラーメンを食べに行きました。
そこでいろいろ熱く語り合い、
やっとこの胸のうちを聞いてもらえたので
結構すっきりすることができました。
もし再実習だったら一緒にガンバろうね、と手を握り合い、
そして深いため息をつきました。



とりあえずまだ希望を捨てずにガンバることにしました。