運命

そんなことはないけども。





2度目のオンラインショッピングの銀行振込み。



2700円で、口座からじゃなくて現金で振り込みたかったので、
小銭も振り込めるおっきい銀行のあるお隣駅へ電車でGo♪


4桁の数字を入れると必要事項が全部出てくる
みたいなのは特になくて、
全部入力しなきゃいけないのがけっこう面倒で、
名前を打つのとかけっこう時間がかかって、
某クイズ番組で、
漢字の読みを入力するのにもたついてるのを見て、
50音表なんだからどの文字がどのへんにあるかくらい
すぐ分かるだろって不思議でしょうがなかったけど、
意外とどこにあるか分かんなくなるもんなんだなぁと、
身をもって知ることが出来まして。
もう彼らをバカにすることは出来ませぬ。


そして振込み。
手数料込みで、


きっかり3000円


あぁ・・・さいでっか・・・




いいさいいさ、それならお家の近所のATMでも出来たとか
ムダ足だったなんて思いませんよ。





んで、帰りに
なんかマンガでも読もうかと古本屋さんへGo♪
お隣駅とお家の間にあるので、歩いていきましょう。
もう道を間違えたりはしませんよ。



歩きながら見上げた空が、
雲ひとつなくて、すごいキレイな青色で。
あぁ、いいなぁ・・・なんて思うピュアっ子根岸さん。
学生時代も、
ひとりになりたくて逃走して青空眺めてたりしてたし。
けっこうナルナルしてるんですねぇ・・・






そして本屋さんに到着。
お店の中をぐるぐるしながら、
やっぱり裸眼で物色はきっついなーとか思いつつ、
マンガのある2階へGo♪


階段へ向かうと、下りてくる女子高生。
ものすごくぼやぁんとしか見えないんですが、
どことなく見覚えが・・・





近づいていくごとに、






ちょっとずつ、








もやが晴れていきます。

















あ、









妹さま!!






数冊のマンガを手に、思いっきしソッポを向いています。








む・・・無視っすか?!





なんですか、
こんな姉がいるなんて知られたら恥ずかしいですか?



結局妹さまは私に一度も視線を向けることなく1階へ、
私は2階に上がっていきました。




おねーちゃん、ちょっとさびしいけど・・・
ガンバって強くなるからね!!
負けないよっ!!!!!






んで2階。
マンガがいっぱい。
学生さんもいっぱい。


そういえば今頃って期末テストの時期?
早く帰れるんでしょうか?
てか、明日もテストなんじゃないの?


まぁいいけど。
ただ、学生さんがいると
どでかいカバンで通路が狭くなってしまうから・・・





この古本屋さん、とにかく品数がすごくて、
2m以上ある本棚に足元からてっぺんまで
ぎっちり本が並んでいて。
見上げても見えないし、しゃがむのも面倒だし、
結局目の高さのところばっかり見ていて、
それはきっと私だけじゃないはず。
なんか、上の方とか下の方の本がかわいそうです。







前に来たときは、どうしても古本を触る気になれなくて、
文字通りポッケから手が出なかったんですが。
今回はそんな心配も無用なようで。



ずっと読みたかったマンガを見つけてご機嫌な根岸さん。
せっかくだからと他のマンガも手に取ったら、
隣にいた私立の中学生っぽい少年がその様子をガン見。
なんかそれが気に食わなくて、とりあえず退散。


でもせっかくだから
もう1冊くらい買ってこうかなぁと戻ってみると、
さっきの私立坊やがそのマンガを立ち読みしているじゃないですか。
別に気にする必要ないんですけど、なんか嫌。
とにかく嫌。
中学生相手にライバル心むっきむきの根岸さん、21歳。
何事にも全力投球です。



しゃーない、いなくなるまで待ちますか。






立ち読みしながら時々様子を見ていたんですが、
この坊や、なかなか強くてずーっと読んでます。
買おうとしてるのになんなんですが、
そんなに面白いですかね、そのマンガ。
まぁそこは人それぞれ。


しかしよくずっと突っ立っていられますね。
1日の大半を座って過ごしてるだろうに。
なかなか根性あるようです。




でも









この私に






この根岸さんに








持久戦で勝とうなんて思うことなかれ







もちろん私の勝利です。
実習で培った立ちっぱなし耐力をナメたらいけません。



それでも彼も1時間近く戦ってたんだから、





・・・若さかな・・・






んで、お会計は全部1階なので階段を下りて行きます。
階段を下りていると、なんとなく窓の外を見てしまいます。
反対側にはレジがあって店員さんがいるからでしょうか?



ん?




もしやこれか?


妹さまがそっぽを向いていたのも。




ならあれは無視じゃなかったのかな?






なんだろう・・・
人の心理みたいなものが働いているんだろうか。
コンビニなんかも、レジの前を通らなくて済むように、
お店に入るとみんな、すぐに曲がっちゃうらしいですよ。
たとえ直進した方が早くても。



今度、統計でも取ってみようかな?









彼と戦ったおかげで、
帰る頃には陽も陰り、けっこう寒くて。
小学生の下校時間と重なったのか、
あっちこっちに蛍光の黄色の上着を着た
ど派手なおじさま方がうようよしてました。
最近小学生が狙われる事件が増えていて、
テレビを見ていて、
集団下校とか送り迎えとか見回りとか、
事件が起こってからやったんじゃ遅いやん、
子どもの安全を徹底して守るには
まず誰かが死なにゃいかんのね、かわいそうに
なんて思ったものですが、
それなりに色々やってはいるんですね。
あんなんじゃぬかりありすぎる気がしますが・・・
懐かしのみどりのおばさんは、
私にも旗をふってくれます。
いや・・・もう21ですし、
さすがに渡るタイミングくらいは自分で分かるんですがね・・・
まぁ、たまには赤信号に気付かなくて
轢かれそうになったこともありますけど;





そんな、町ぐるみを感じながら帰宅して、
家の前まで来ると、
線路の向こうから煙が・・・


おまけに消防車の音が近づいてきて・・・



止まったよ。












火事?!








あれ?私今さっきあの辺通って帰ってきたけど
全然気付かなかったゾ・・・



というか、めっちゃ見に行きたい。



ってあんたはサザエさんかいっ?!
なんて突っ込んでみたり。




いくら同情したって、
お悔やみ申し上げたって、


結局は、





他人の不幸はの味




なんですよ。






私の不幸もみんなの蜜になっただろうか。
女ってゆー生き物は噂話が大好物♡なはずですから、
お昼ごはんのおかずとかになれてたら、
私もちょっとは浮かばれるでしょう。






すでに帰っていた妹さまに火事のことを教えて、
ふたりであの辺って何があったっけ?とか
どこが燃えてるのか想像してみたりして。
やっぱりこの季節は怖いです。
火の元には充分注意しなくては。




あ、ちゃんと理性が勝って、
野次馬には行きませんでしたよ。




明日の新聞を見れば、
どこが燃えたか分かるかな?