思い立ったが

吉日生活。




私の夢。








とかなんとか言っておきながら、
結局は100%自分には危害が及ばないという
確証を得てからでないと動けない、
小心者の冒険者、根岸さん。







なのに









不思議なことに









このときばかりは









突然思い立って









朝の4時頃









まだ真っ暗ですよ









そんななかでも









電気がなくてさらに暗い土手を














ジョギング








なんなんでしょう。



突然、





なんか走りたい






とか思って、
しかもそれを実行に移してしまったという・・・



よそいきのジャージーと、
お気に入りのパーカーを着て、
もしものときのSOS、F嬢を連れて出かけます。


ちょいと足を伸ばして
中学校のときのマラソン大会のコースまで
20分近く歩いて。


あまりの寒さ。
川からは湯気が立ってるし・・・
身体は冷え切って、
手先、鼻先、耳先が痛いのなんのって。


でも、
寒いのは苦手だけど、
この冷たい空気はけっこう好きだったりする。





やっとこさスタート地点のA橋に到着。
ここを走るのは、


というか、
ここに来るのも、中学卒業して以来ですね。
6年ぶりくらいです。


6年つったら、小学校も卒業してしまいます。
時が経つのは早いですわねぇ・・・





おっきく深呼吸して、よーいどん。



目標は、B橋までノンストップゴーゴー♪





普段走るといえば
電車の乗り換えのときくらいなもんで。
それもここ3、4ヶ月やってないですから。
すぐに息があがってきて、
橋まで行けなくてもぉ
ちょっと手前の小学校のまで行ければ
歩いちゃってもいいかなぁ
なんて弱気な根岸さん。


途中チャリのおじさんとすれ違うのに
異様にびびったり
なんて臆病な根岸さん。






どこも変わってないなぁ
と、昔を懐かしみながら走っていたわけですが、
ひとつだけ大きな変化が。







私が小学校後半の約4年を過ごした、
思い出のボロ小屋学童保育所が、
跡形もなくなくなっておりました。
んでその隣くらいのところに、
真新しい立派な建物・・・
これが新しい保育所だろうか。
この辺には確か犬小屋があったはず・・・
犬はいずこ・・・
死んだかな?さすがに。
6年前に成犬だったんだもんね。
代わりに?ニワトリ小屋がありました。


ほんでコケコッコーって鳴いていて、
本当にニワトリさんって朝鳴くんだな〜と感心しつつ、
私の知ってる学童はどこにもないんだっとか感傷に浸りつつ、
中学校のときのマラソン大会で憧れの先生に励まされて
嬉しいやら恥ずかしいやら嬉しかったことを思い出しつつ、
寒さに鼻水たらしながら、
なんとかB橋まで走りぬくことが出来たわけです。



さすが
瞬発力はかけらもなくたって、
持久力はそこそこにあるわけで。
よかったよ、ひとつくらいとりえがあって。





昔道徳の時間に読まされた話に、
目標はこまめに設定するといいっていう教えが、
もろマラソンを例に説明していたものがあったんですよね。
初めからゴールを目指してると
えらい果てしなく感じるもので、
あの木のところまで走ったら歩いていい、
んで木のとこまできたら、こんどは
あの電柱のところまで走ったら歩いていい、
みたいにやってると、
気付けばゴールしてる、みたいな。
同じような理由で看護学校2年のときのクラス目標は
「目標は手前に設定」で、
3年生のローテーション実習でも、
うげー8クール・・・とか考えるんではなく、
1クールで春休み、3クールで夏休み、とか
考えるようにしろって言われておったし。



ビバこまめ♪






あぁ・・・
また思い出しちゃった。



帝が言うって書いて、「諦」める。
王様しか言えなかった、「諦める」
私も王様になりたいよ・・・





なんだかね。
辞めたばっかの頃は、
本当は辞めたくないとか思ったり、
みんながうらやましかったりして。
それが時間とともに、
仕方ないのかなぁとか思えるようになってたんですが。
でもさらに時間が経って、
臨床検査技師になるための学校に入るための準備を
本格的に始めるようになって、
看護師にサヨナラしなきゃいけないのが
はっきりしてきたからなのか、
また、やっぱり看護師になりたい、
看護師がいいって思いが復活してしまって。



あぁ・・・看護やりたい





出来ないくせにね。







それはさておき。



疲れきった私はB橋で休憩。
いきなり止まるのはよくないらしいので、
橋の真ん中くらいまでは歩いたら、
なんか頭がガンガンしてるし、
足はフラフラしてまっすぐ歩けないし。
そして懐かしの、


あー、口の中が鉄の味がする
へぇ、鉄なめたことあるんだ



みたいな感じ。
この、口の中が鉄っぽくなるしくみを
かつて教えてもらったことがあるんですが、
全然思い出せません。









走行時間約10分。






休憩時間約20分・・・



まぁ、久しぶりです故。
こんなもんですばい。








寒くなってきたので
そろそろ行きますかと立ち上がると、
まだフラフラします。
なんというか、
足が地についてる感じがしないというか
膝に力が入っていないというか



ラリラリするとこんな感じなんかなぁ・・・みたいな。





しかし・・・



行きはよいよい帰りはめんどい




けっこう距離があるなぁなんて思って、
でも帰んなきゃ、
いつまでもここにいてもね、
なんもないですし。




ほんでまた走り始めたんですが。
さっきまで走ってきた道は、
片側は川と草っぱらで真っ暗なんですが、
反対側は住宅街で電灯もけっこう沢山あって
そこそこ明るかったんですが、
こっちは工場ばっかりで全然明かりがなくて、
向こう岸の電灯の光も届いてこないんで
とにかく暗い。
足元もよく見えなくて、道幅がつかめないし、
こんなフラフラで走ってたら絶対道を踏み外す・・・


ん?違うぞ。
足を踏み外して転がり落ちるに違いない
と判断して、走るのを辞めました。
要はもう疲れてて走る気力がなかったんですね。
やっぱり休んじゃうとダメだすなぁ。
まぁ、まだ初日ですから。



あまりにも暗くて、これは危険だぞと思いつつ、
来た道戻れば帰りも明るいじゃん
と、当たり前のことに気付いてみたり。





歩いたり、寒くなってきたら走ったりして、
予定よりゆっくりA橋にカムバック。
このあとも来た道を戻るはずが、
なんかもう早く帰りたくって、
近道(と思われる道)を小走りに。




自分との戦い。
往路は走り抜けたから私の勝ち。
でも帰りは完全に負けてます。
暗いとか、完全に言い訳です。





明日は絶対行かないでしょうけど、
ちょこちょこ走りに出て、
いずれは往復休憩なしで
走り抜けるようになることが目標・・・かな?



それくらいの体力がつけば、
献血もできるようになるだろうか・・・