ガス屋さんがやって来た

やっと。








火曜日。
お湯が出なくなる。
久々に水で食器を洗ったら、痛いのなんのって。
洗い終わった後はなんか
針で刺されてるようなチクチク感。



でもまだ、たまに出ることもあった。



でもこのままではお風呂に入れくなる可能性があるので、
給湯器の修理を頼みましょう。








水曜日。
眠いところを無理矢理起きて待ってたのに、
待てども待てどもやって来ないガス屋さん。
帰ってきた妹さまによると、
なんかいけそうだから今日は電話してないとのこと。




なんだよ・・・



そしてお風呂に入った妹さま。
まるでいつかの宇宙の旅の某ハル氏よろしく
意思を持ったかのような給湯器殿。
ぴたっとお湯が出なくなってしまいまして。
その可能性を考慮して、
お湯が出たのを確認してから入れ
とお触れを出しておいたのに
それを無視して
お風呂に入ってからお湯を出そうと試みた
Youにも問題アリじゃないかしら?
妹さまよ・・・



一応私も台所で、お湯が出ないかと試行錯誤してまして。
根性の水風呂を終えた妹さまに、
お姉さまからの悲報・・・



お湯出たよ




しかし時すでに遅し。
塾へ行かねばならない妹さまに残された時間は少ない。




しかしこのお湯逃すことなかれ。
私はしっかり熱い湯を堪能。





塾から帰ってきた妹さま。
時々お湯が出るというままりんの言葉により、
またしても果敢にトライ。
当然お湯が出るはずがなく、



おぉ、キレとるキレとる



壁を蹴っているのかシャワーを投げつけているのか、



ドンッ



ガンッ




とお風呂場から聞こえてきます。




だからお湯出てから入れっつってんのに
前回の反省がまったくいかされていません。
同じ過ちは繰り返すことなかれ


・・・って人このと言えないか;






例によって台所で試行錯誤を繰り返す私。
例によって妹さまが諦めて出てきた頃に出るお湯。



完全にキレた妹さま。



まぁ確かに終わった頃に出るってのが
1番むかつくだろうけど。
本当に気が短いんだから、うちの妹さまは。
この気まぐれ給湯器に勝利するために必要なのは
根気。
それひとつよ。








木曜日。
朝、ままりんに
「今日電話するけど、来てもらうのいつ頃がいい?」と聞かれ、
これから寝るので「午後」と答えた私。
んで眠い目こすりながらきっかり12時に起きだして、
待つ待つ待つ待つ。
やっぱり待てども待てどもやって来ない。
いつ来るか分からないと思って、
ご飯もなっとーすとで済ませたのに。



なんだよ・・・





帰って来たままりんは、
なんでか分からないけど、
ややキレてて夕飯なさげな雰囲気。
おまけに、
「これ電話した?」と
2日くらい前に届いた不在伝票を渡され、
んなもん、今初めて見たのにしてるわけないじゃん、
「してない」と答えると、
「しておきなさいよ」と
どうなっても知らないわよ的口調で
捨て台詞を残して去っていくままりん。




ん?



なんで私怒られてるんだろうか・・・?


















キレたいのは私です






不在伝票があったなら教えてくれよ!!
ガスだって昨日の午後と今日の午後、ずっと待ってたのよ!!
んでお腹空いてんのにご飯もなしかよ!!




でもキレてもお顔には出さないのが根岸さん。
仏の顔は、永久に不滅です!!






よくよく聞いてみたら、
電話したその日に来てもらうのは難しいらしく、
明日来てくれるとのこと。
「午後にしてもらったから。遅い方がいいでしょ?」
と得意げなままりん。
まるで私がいつも寝坊してるみたいな言い方。


そりゃ確かにいつもお昼近くまで寝てますけどさ、
それは朝から寝ているからであって、
睡眠時間は6時間くらいだぞ。








おっと。
キレちゃいけん、キレちゃいけん。
落ち着けあたし。



ニートちゃんは肩身が狭い。








金曜日。
今日は午後からガス屋さん。
イケナイ使い方をしているガスストーブを隠蔽し、
お着替えもして髪も整えて、
準備はオウケイ(^^)d



4時頃になってやっとやって来たガス屋さん。
背が高くて、腰の位置も高くて、
中学校のときの学年主任の先生にちょっと似ている、
なかなかステキなおじさまです。



しばらく給湯器をいじっていたガス屋さん。
ちょっくら車に部品を取りに行ってきます
と出て行ったんですが、
なぜかそのまま帰ってこない。
すでに20分が経過したでしょうか。
鍵が開いた状態には過剰に不安を示す根岸さんには
とっても耐え難い状況です。





そうこうしているうちにドアが開く音がして、
見たら入って来たのはどこぞのチンピラキンピラゴボウ。
あれよあれよと根岸さんは・・・




うぉ〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!!



妄想逞しく
夢みる少女の根岸さん。





もちろんそんなことあるわけなく、
帰って来たガス屋さんは、
車になかったんで会社まで取りに行ってきます
と言い残して再び姿を消しました。



なんとなく鍵をかけるのも悪くて、
またしても落ち着かない時間の始まり・・・




またまた20分ほどして戻って来たガス屋さん。
探してた部品が1コだけ残ってたそうで、
本当によかったですね。







そうして無事給湯器復活。
思いのほか1時間もかかってしまい、
細かいお金があんまりなかったので
タイミングよく帰って来た妹さまにも
少し出してもらって代金を支払い、
ガス屋さんをお見送りして、



任務終了だぜベイベ〜!!!












てかままりん。
お金を置いていってください。
2,3千円で済むもんでもなし、
もし私が持ってなかったら、とか考えなかったんですかね?
幸いこの日の私には福澤大先生がついていたので、
そんなに不安はありませんでしたけど。
まさかままりんそれを知ってたのかしら?








なにはともあれ直ってよかったです。
これで安心してお風呂に入れます。