赤面の告白


ごめんなさい



いいよ








ついに喋ってしまいました
ハンドくんと―――













7月も終わりに近づいてやっと
やっとこのときが来ましたよ
まぁこのクラスでは
関わりのない人とは
本当にまったく関わりがないので
まだ喋ったことのない人なんて
けっこういるわけで
決してふたりの関係が珍しいわけでも
遅れているわけでもありませんですよ


何を言い訳したいのか
まったく分かりませんけれども







とにかく




















夏休みバンザ〜イ




\( ̄▽ ̄)/
















カッコつけてもしょうがないので
正直に言っちゃいますが
素でけっこう嬉しかったっす///






それはお昼のことでした


補習組の少年Hくんを訪ねて教室へ
ハンドくんのカバンがあったので
この辺に座ってるんだろうなぁと計算しつつ
一応少年Hくんの隣という名目で座り込んで
なんとかモジモジさせてやろうと
持てる話術を駆使しておりました



そこへハンドくんが登場
んでまぁお決まりでどこうとして出てきたのが




私:ごめんなさい
ハ:いいよ




だったわけです


ほんの一瞬でしたよ
ぜんぜん目も見れなかったし
すぐにハンドくんは
カバンから充電器を出して
教室の後へ行ってしまわれました











今日はパソコンの課題をやりに
学校へ行ったのですが
朝、ものすごく行く気がしなくて
てゆーか行きたくなくて
でも行くって言ったし
みんなも来るって言ってたし
少しでも自分の発言に責任持ちたいし
みたいなことまで考えてたかは分かりませんが
重い心と足を引きずって登校しましたよ







ところがどっこい行ってみれば誰もいない
ラウンジで時間をつぶしてみれば
なんでだかおじさんおばさんがいっぱい来るし
ソファに座って携帯をいじっていれば
こんなの時間がもったいないっ!!と
勇気を出してパソコン室の扉を開けたです



言うことのデカさの割りに
自分でも情けなくなるくらい小心者で
どうしようもない私ですが
本当に思い切って良かったです
結局ヤツらは最後まで誰も来ず
待っていたらエンドレス
誰を責められたものでもありませんが
努力が報われないのは
なんだか空しくて
激しくいじけておりましたが


もう
どーだっていいっすよ




たった一言ですが
効果は無限大∞です
















そして。


お昼ちょっと前に
午前の補習が早く終わったとかで
ハンドくんが突如パソコン室に現れて
それを見た瞬間

根岸21歳女














ドキがムネム






じゃない;
ムネがドキドキ




本当にもう、
自分でもビックリな
この胸の高鳴り









めっちゃ恋じゃないっすか




しかも、超純情
なんですかね?
若いコ達と一緒にいて
気持ちが若返ってるんですかね?
しかし中学生の頃にも高校生の頃にも
こんなのなかったですがね




本当に
不意打ちにはめっぽう弱いです



みなさん
根岸さんの前に突然現れるのはやめましょう






パソコンの課題
相当遅れをとっているハンドくんは
空いた時間をムダにせず
課題に取り組み始めまして
始めたはいいものの
なぁ〜んにも浮かんでこないみたいで
ひたすら伸びたり背中そらしたり・・・
かわいいなぁ
相も変わらず手もとってもキレイで




使ってたパソコンが
さっきからフリーズしかしてない
っていうくらいフリーズばっかりして
ものすごくイラっとしたけれど
パソコンの場合は
ハンドバックはベストポジションですね










なんだか組織のときと今回とで
3年分のハンド運全部
使い切ってしまったような気が
しないでもないですが;


こんなウブウブな自分が
なんだかかわいかったり








このしあわせが
すこしでも長く続きますように