自分でつくったかやの外





私がよくいるところ



独り善がりだとか傲慢だとか単なるわがままだとか
そんなこと気にしないで語りますとね


微生物実習で隣に座っている人がきらいなんです


いっつも何もしなくてお喋りばっかりしてるし
それでいて菌の接種とか楽しいところはもってくし
自分だけ悪者な感じになりそうでいやなのか
他の班員が全員働いてるときだけ
席を離れて仕事探してみたりうろうろしてみたり
分からないことがあっても人に聞くだけで
自分で調べようとしないし
それでいて
みんなが調べて悩んでやっと分かったことは
ちゃっかり一緒にメモってるし
たまに自分が得た情報は隠しちゃうし
顕微鏡もひとりで独占しちゃうし
人がスケッチしてる培地を持って行っちゃうし
早く帰りたいってうるさいし...





微生物の実習は
毎週座る机を移動しています
後だと黒板が見えないという苦情への対策だそうです


実習室の机はどこも3人ずつ並んで向かい合って
最高で6人座れるようになっています

こんな感じです
水道側、真ん中、壁側、とあって
彼女は初め水道に1番近いところに座っていました
他の実習でも大抵そうなのですが
それは1番動きやすいポジションというか
1番手持ち無沙汰にならないポジションというか
そういう意図があって選んで座っていると
私はそう推測しています
ところが微生物の実習では真ん中の席に座るのです
1週目の実習では
左側に水道があり、右側は壁でした
そして彼女はいつも通り水道側の席にいました
しかし2週目の実習では机がかわり
右側に水道、左側に壁が来たのです
初め、壁側大すきの私は左側に座ろうかと考えたのですが
座席はそのまま机だけ移動するなら
(苦手な中Mくんと向かい合うことを避けるためにも)
私は右側に座るべきだろうと判断し
水道のそばの右側に座ったのです
そして彼女は真ん中の席を選びました
これは
水道のあたりを中心に作業を行うことが多いので
少しでも遠い位置を避けたのと
1週目の実習で
同じ班のメンバー3人が働いていて
彼女と私と私の隣に座るHちゃんが座っていたときに
私がHちゃんを連れて器具を片付けに行ってしまい
彼女を自分だけ悪者な感じにしてしまったので
それを防ぐためもあるのではないかと思っています
真ん中に入っておけば
私とHちゃんがふたりで喋ってしまって
話相手がいなくなる心配もありません


それでも水道が隣にあった先週までは
そんなことぜんぜん気になりませんでした
I姉さんと一緒に染色したり
培地の様子を話し合ったり
彼女に対して不満がなかったわけではないですが
とっても充実していたのです


ところが今週からは水道が左側になって、私は壁側
真ん中の席は目も手も全体に届きやすいですし
味を占めたのか彼女は真ん中の席のままです
もちろん何が始まっても動こうともしません
机のすぐ後には棚があって通り道はとても狭いです
なので動こうとすれば
狭いところを行き来しなければなりません
それはI姉さんも条件は同じだったので
理由にはならないのですが
完徹明けでぐずぐずという
私の精神状態が1番の原因だったのは確かなのですが
胸郭を動かすのにもエネルギーがいるような疲労感に
頭もぼーっとしていたし
とにかく動かないでいたら
みんなが働いてるのに自分は何もしていないことが
なんだか彼女みたいですっごくいやになって
しかもそれが彼女のせいに思えてきて
(彼女が邪魔で手伝いに行けない、みたいな)
「ちょっと顕微鏡見せて」の一言も言いたくなくて
一切動こうとしない私に
いつも優しいI姉さんも怒っているように感じて
無茶苦茶なのは自分でも良く分かっているから
どんどんどんどんいろんなことがいやになって
全部いやになって
そしたらなんだか泣きたくなって
泣きました
ちょっとだけ
うるっとしては乾かして・・・を繰り返しているうち
いい加減目に溜めておけなくなってきて
こぼれた瞬間さりげなく後を向いたのですが
Wくんに見られてしまったような気がします
何も言ってなかったのでいいですけども



だけどもう
それでつぶれてしまう私ではないのです
今日は私にしてはとても良くがんばりました
今日は来週使う培地をつくるだけだったので
ほとんどすることがなかったのですが
何もすることがなくても
とりあえず水道の近くをうろうろしていました
それだって彼女の行動と同じっちゃぁ同じなんですが
私の場合参加しようという気持ちが大事
でないとまたすべてを彼女のせいにして
そんな自分がいやになって
そうこうしているうちに
戻って来れなくなっちゃいますのでね


でも実は
みんなが手頃な試験管を探すのに
私の席の辺りにうようよしていて
邪魔になると思ったのと
みんなが試験管を探すガラスのぶつかり合う音が
頭に響いて不快だったから
その場を離れてただけなんですが
気持ちが大事です
おかげさまで今日は楽しく過ごせました
来週から始まる菌当てクイズは
まずは無難に腸内細菌かな?と
I姉さんと予想してみたり
来週はまた、染色隊に復帰したいです


でも彼女に対する気持ちだけはどうにもできません
前にも書いたような気がしますが
心理学の中に後光効果というものがあって
ちょっとすきになると全部すきになることがあれば
ちょっときらいになると全部きらいになってしまうこともあります
私にとって彼女はまさにこの後者となっているのです
教室では彼女の方が後の席にいるので
視界に入ることが少ない分
意識に上ることも少ないからなんともないのですが
実習中だけはどうしようもなくいやです
顔を見るのもいやになっています
最初に書いたことはもちろん
微生物実習とはいっさい関係ない
いつも半開きの口元
きれいじゃない手
スニーカーから漂ってくる臭い
ことごとくカチンと来ずにはいられないのです
そして言葉づかい
見えないんだけど
分からないんだけど
聞いてないんだけど
プリント取りに戻りたいんだけど
早く帰りたいんだけど
けどけどけどけど
けどけどけどけど
けど、何?
赤い色鉛筆貸してって感じなんだけど
ってどんな感じよ?!
てか使い方おかしくない?
ちょっと待ってって感じなんだけど
っていうのもありました
要求があるなら
それを求める相手にそう言えば良いのに
誰にともなくぼそっと言って
察してもらおうとしてる感じがいや


まぁそれは
顕微鏡見せてって言わないで
なかなか顕微鏡が見れないと文句たれてる私には
指摘する資格ないですけれど


他人のフリをみたら
自分のフリを直したいものです





ひさしぶりの日記なのに
ひどい愚痴です
近いうちに
楽しいことが書けたらいいな
写真は合宿に行ったときに
合宿所の近所に咲きまくってたたんぽぽです
そういえば今年初めて見たたんぽぽでした
合宿所の周囲にはほとんど咲いていなかったので
綿毛をまいておきました
来年はきっとたんぽぽがいっぱいのはずです