思い出ぼろぼろ


なんとなく机の片隅に成績表を発見しました
中学生のときの


それは通知表とは違って
定期テストの点数が書かれたものなのですが
感想も書いてありました


それがなんだかおもしろくて
12歳、13歳のみおちゃんの素直な気持ち





1学期期末国語のテストの感想

中間よりもおちた。
ベンキョーする量がたりなかったと思うし,
もうちょっとノートもみといた方がよかったナ。




























ナ。





























・・・ナ。





























ナ。・・・





“ベンキョー”もどうかと思うけれど












1学期期末テストの感想

かくところをまちがえたり,
ちゃんとしじどおりにかいてないところがあった。
そこがまちがってなかったらもうちぃっと上がってたかも。

ちぃっとってなんだよ


まさかのほぼひらがなのみ
かろうじて漢字の“上がってたかも”
小学校1年生で習う漢字


“しじ”はたぶん
指が先か示すが先か分からなくて
調べることもしなかったんだと思います
生成
精製
全然
同じような音の熟語は
今でも迷うことがあります
今はちゃんと調べます










2学期期末社会のテストの感想

あんまりベンキョーしてなかったけど,
けっこ〜よくできたと思う

けっこ〜こけこっこ〜


文章から「。」が消えた
1学期と比べると2学期は文字がでかい
面倒臭かったんだね










1学期期末理科のテストの感想

6点も下がった。
中間が思ってたよりもカンタンだったから
なんかあまく考えてたと思う.

なかなか冷静かつ的確な分析ではあるまいか


しかしなんて赤裸々な



正直者の告白は続く










2学期中間数学のテストの感想

よくわかんなかったからあんまり勉強しなかった。
時間がたりなくてタイヘンだった。



投げてる


投げたよ13歳の私


ちなみにこのときの数学の点数48点
このあたりからみおちゃんは
数学暗黒時代に突入するのです






2学期期末数学のテストの感想

文章問題がぜんぜんできなかった
あきらめてたのに以外とできた方だと思う.

漢字を間違えていることはさておき
諦めていたんですって
それをはっきり書いてしまうみおちゃん
恐いものなし





最近
“意外と”を
“以外と”と書いているブログが意外と多くて
気になって仕方がないのですが
私も昔はユーザーだった
以っての外ってね
なんだかきつい言葉だ










2学期期末理科のテストの感想は

スッゴクむずかしかった。
計算すんのが一番大変だった。



スッゴク





すんのが





すんのがって・・・










しかしまぁ適当さでは断トツなのが
技術家庭科音楽の感想

技術がスッゴイむずかしかった。

まぁまぁだと思う。

思ってたよりよくできた。

さがると思ってたけどあがってよかった。

あんまり勉強しなかったからむずかしかったです.



そりゃそうでしょうね
なかなか挑戦的な12歳だったみたいです













そして2学期期末英語のテスト
98点をとった感想

今までで一番よかった。
だから次はゼッタイおちると思う。




なんて後ろ向きなんだ
良い点をとれた喜びも
あともう少しだったのにという悔しさもなかったらしい





挑戦的かつso coolな13歳だったみおちゃん




真っ先に未来の自分を思いやった優しい子ではあるまいか



ちなみに次のテストは97点だったので
まぁ守れたのではないでしょうか


3学期のテストは
もう成績表を提出する必要がないからか
感想は書いてありませんでした
ものすごく割り切って生きていたみたいだだから
1点の転落をどう思ったかは分からないけれど










全体を通してみて
点数についてかなり細かく気にしていたようで
1点上がったとか
6点下がったとか


とにかく前回よりも悪い点をとるということが
スッゴクいやだったみたい
そのわりに努力はしていなかったようですが


まぁもしかしたら
点数に関してそんなにこだわりがなくて
でも感想を書いて提出しなきゃいけないから
無理矢理捻り出して
点数に関することが一番書きやすくて
上がったことに対する喜びとか
自分の努力を書くのは気が引けても
下がったことに対して扱き下ろすのは
安心してできたから
こういう感想になったのかもしれないです


謙遜万歳


にほんじん





そしてなんといってもカタカナがすきだったんですね



ベンキョーって



タイヘンって



スッゴイって



ゼッタイって



今は恥ずかしくて使えない


ダメ、ゼッタイ










あと「、」じゃなくて「,」を使うのもすきだったみたいですね
どんなに字が乱雑でも
内容が投げやりでも
書くのが面倒だったんだなってことが伝わってきても
「、」だけはしっかり頭をつけて
「,」になっていた





あとは漢字の間違いが多いのが気になります


以外と→意外と


全々→全然


始めてのわりには→初めてのわりには




そういえばこの間も“指定”を読めなかった


・・・し・・・しじょう・・・?


って
手錠の指版かなにかだろうかとしばらく考えた
そうだとしても錠の字が違うけれど


漢字弱い





しかし漢字以前に字が汚いよ私
今もそんなに上手じゃないけれど
丁寧に書こうという気がないのね


文才もなくて


いい点で良かった
むずかしかった


そんな感想残しておいても
次のテストの参考にはならないでしょうに


こういうところがだめだった
次はこうした方がいい


そんなような反省を書き留めておけば
勉強するとき役に立ちますね


国試の勉強はそういうふうに分析をしよう





こういうのってあとで見返してみるとおもしろい
そう思えるということは大人になったんだね私
これもずっと残しておいたら
30歳くらいになったときに
突っ込みどころ満載の日記になっているのだろうか
今すぐにでも突っ込めると思うけれど


いつか働いてこの家を出ていくときも
一緒に連れていこう成績表


そんなお話