謎のチキチキ現象事件


ここのところ
心電図をとる患者さんを
検査室まで連れて来てくれる人達の中で
同期つまり新人さん方が私服で院内をウロウロしていて
何をしているんだか気になっていたんですが
なんでも患者サービスを向上するために
いろんな処置の時間を計って
ずいぶん時間がかかってるけど何やってんの、とか
ずいぶん時間がかかってないけどちゃんとやってんの、とかを
算出しているらしいです



今日心電図をとりに病棟に行ったとき
いたんですね
彼が


別に私は今の時点では対象外のはずだから
関係ないんですけれども
ものすごい緊張感ですね
手早くぬかりなくやらなきゃいけないような気がしてくる
気がしてきたってできないものはできないですけれども
いいんだもん
今は早くやることよりも
確実にやることの方が大切なんだもん


しかし
とり終わって廊下に出たら
そのタイムキーパーみたいなのがふたりもいて
じっとナースステーションを見据えている


怖っ((゜Д゜ )))))


なんだかやりにくそうだ





さて
ここからは彼達もいない別の病棟でのお話
謎のチキチキ現象
これが時々現れる
心電図上に一定のリズムで小さなノイズが入るのです
初めは腕時計の秒針のコチコチが原因かと思ったのですが
0.2秒間隔とかで出ているのでそれはありえないし
今日の患者さんは時計していないし
じゃあ点滴のポタポタ?
それだってそんなに速くはないし
原因不明
とりあえず電極の位置をずらしてはずらして奮闘し
チキチキの目立たない心電図をとることができました
そして気づいたのです


何かがおかしい


手の電極を左右逆に付けているではあるまいか
ありがちだけれど
だからこそ絶対にやってはいけない凡ミス
その場で気づいて良かった
チキチキはやっかいだけれど
今回はチキチキに救われましたわ
間違えてとった心電図は
正しくとったものと一緒に保存しておくことにしました
いい資料ができたわ


しかし
チキチキの原因が分からない
チキチキ現象が出ている誘導から推測するに
左手に原因があると判断して
一生懸命左手の電極をずらしたりいじったりしていましたが
検査室に戻って落ち着いて見てみたら
原因は足だったというアホ
でも足にだってチキチキするようなものは何もなかったはず
謎多きお方チキチキ
もうしばらくは貴方に夢中